佐賀町日記

林ひとみ

詩集「藍の月」プレゼント

今春、流行したCOVID-19は

日本ではだいぶ落ちついてきた。

 

緊急事態宣言も段階的に解除されて、

都内のお店もぽつぽつ開きはじめ、

街には人が戻りつつある。

 

みな平然とした顔をしているけれど、

どこか恐る恐るという気持ちはマスクでは隠せない。

 

目にみえないほど極小のウィルスが

世界にこれほど大きな影響を及ぼしたことは

つくづく衝撃的だ。

 

人のもつネガティヴィティにもポジティヴィティにも、

ベクトルは異なるけれど、どちらにも心を動かされた。

なかでも、とくに若い世代の方々が、

マスクを何百枚もつくって寄付したとか、

クリアファイルでフェイスシールドを、

ビニール袋で防護服を、手作りして医療機関へ寄付した

という記事には、心をうたれた。

現場の方々はどれほど励まされたことだろう。

ほかにも、飲食店の方はお弁当を、音楽家は生演奏を、

和菓子屋さんは和菓子を、届けたという。

 

わたしも何かできることをしよう、

という気持ちで、ささやかだけれども、

詩集「藍の月」をプレゼントいたします。

 

ご希望の方は

コメント(非公開設定)より、

または季節書房HPよりお申込みください。