子どものころ 住んでいた家の庭に びわの樹があった ごつごつとした幹は のぼるのにちょうどよく ごわごわとした葉は ままごとの器になった 春と夏のはざまに結ばれる 小さくも たわわな果実は 鳥たちが ほとんどついばんでしまうのだけれど ときには ひとつ…
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