4月8日頃にひきはじめた風邪は、
大事にいたることなく治癒した。
症状は、
喉の痛みと怠さと寒気のみで、
違和感がなくなるまでちょうど2週間。
友人とふたり暮しなので幸い、
家から一歩も外へ出ずに過ごすことができた。
眠っても眠ってもまだ眠く、
睡眠を司るセンサーがくるってしまったよう。
どんな種類の風邪かはわからず仕舞いだけれど、
COVID-19の抗体ができていたらいいのに。
実質2月末頃からつづく STAY HOME の日々、
新聞をじっくり読む時間が増えた。
日経と朝日の定番に、
ひょんなことから東京新聞が加わった。
よい意味でのローカル感に、市井の目線、
独自のテーマ、親切でわかりやすい解説など、
紙面が生きていて面白い。
ある日の1面には、木挽町の辨末の閉店や、
池之端のホテル鴎外荘の閉館などが載っていた。
全国紙ではできないこと。
名古屋の中日新聞が母体だけれど、
ルーツは古く、明治中期の都新聞にあるという、
一地方東京の瓦版といった趣がとても新鮮。
その東京新聞/4月19日の2面記事、
東北大学の押谷教授のコメントが印象にのこる。
COVID-19の集団感染について
「多くはせき、くしゃみ、明らかな発熱はなく、
症状は喉の痛みだった」との分析結果を述べている。
今回の私の症状にあてはまるので、どきりとするし、
そのような症状しかないなら、
自宅待機で済まない人がいるのも仕方ないように思えてくる。
だから感染拡大防止対策のポイントは、
集団免疫を獲得するまでなるべく時間をかけつつ、
重症化した方を手厚く治療する体制を維持することに
尽きるのかもしれない。
海外からはいち早く、
医療関係者への惜しみない賞賛がきこえてくる。
今回のパンデミックを戦争に喩えることには違和感を感じるけれど、
こと医療に関してはまさに最前線、
医療崩壊ぎりぎりの状況だといわれている。
そのような現場の方々へ、
心からの尊敬と感謝をお送りします。
いよいよ身近になってきたCOVID-19。
よく買物をする近所のスーパーのレジ係の方が陽性で、
一時閉店・消毒・再開店したとか、
甥っ子ファミリーが風邪をひいたとかなおったとか。
検査が十分にできていないことや
検査に至らない軽症の場合のことを加味すると、
実際の感染者は倍くらいになるのかも。
こわいけれど、こわがりすぎず、
楽しいことやうれしいことを考えて
どうにか適応してゆけますように。