2017-09-27 詩 いちじく 詩 初夏の明るい 陽射しをあびた 青緑色の いちじくの実をみていると いにしえの 神話をみているようで どきどきする 神様たちも 同じように 恋をしたのだろうか 秋になると そんなことは すっかり忘れて 赤紫色の 熟れた実をかじる なんて甘く 美味しいのだろう 恋がひとつ 終わったのに