詩 いちじく

初夏の明るい

陽射しをあびた

 

青緑色の

いちじくの実をみていると

 

いにしえの

神話をみているようで

どきどきする

 

神様たちも

同じように

恋をしたのだろうか

 

秋になると

そんなことは

すっかり忘れて

 

赤紫色の

熟れた実をかじる

 

なんて甘く

美味しいのだろう

 

恋がひとつ

終わったのに