詩 りんご

りんごの形をした雲が

 

水色の空に

ぽかりとうかんでいた

 

空も

おなかが空いたのだ

 

ひとくち

ふたくち

かじられて

 

ちぎれた雲は

流れ消えゆく

 

音もなく

おだやかに