佐賀町日記

林ひとみ

太陽チャージャー

数か月前からソーラーチャージャーを使い始めた。

 

太陽光ではじめてi phoneを充電したときの感動は、

人類がはじめて火を発見したときの感動に

比べるべくはないにしても、ほんとうに新鮮な喜びだった。

 

あまねく降り注ぐ太陽の光のエネルギーを、

私たちの生活に則したエネルギーに変換するテクノロジーは、

なんて素晴らしいのだろう。

 

住んでいる集合住宅の設計上、

窓ガラス越しの室内での発電だが、まったく問題はなく、

コンセント電源とくらべても充電時間に遜色はない。

 

充電式電池/単3と単4への

充電・蓄電ができるタイプの製品を選んだが、

生活のところどころで電池を使用しているため、

また雨や曇りの日には、

その電池から機器を充電することもできるため、

たいへん重宝している。

 

ごく小さなことだけれど、

太陽の光でエネルギーを賄えることが清々しい。

 

石炭や石油そして原子力のエネルギーに

感謝と敬意を表しつつ、

多くの人の意識が束ねられた結果として、

新しいエネルギーシステムへ穏やかに移行できたらうれしい。

 

また、空間に無限に偏在しているエネルギー、

フリーエネルギーへのアクセスも期待されているようだ。

 

人の意識とともに、テクノロジーも日々更新されている。

わくわく、楽しみだ。